パレスチナの旗を手に行進するデモ隊=11日、ロンドン(共同)
【ロンドン、ベルリン、シドニー共同】パレスチナ自治区ガザで停戦合意が発効したことを受け、世界各地で11~12日、和平実現などを求めるデモが実施された。ロンドン中心部では11日、パレスチナへの連帯を示す大規模デモがあり、英メディアによると数万人が参加。議会議事堂の大時計「ビッグベン」近くの道路を埋め、シュプレヒコールを上げた。
ドイツのメディアによると、ベルリンの中心部でも約1万6千人がデモ行進し、ガザ攻撃で人道危機を招いたイスラエルや、イスラエル寄りの姿勢を取ってきたドイツ政府を非難するプラカードなどを掲げた。
オーストラリア・シドニーでは12日、イスラエル軍の「ガザ完全撤収」などを求め、1万人近くが街中をデモ行進した。イスラエル軍が攻撃に使用したF35戦闘機にオーストラリア製部品が含まれていたとされ、アルバニージー政権を批判するプラカードも目立った。
欧米メディアによると、インドネシア・ジャカルタやチリ・サンティアゴなどでも大規模デモが実施された。