アフガニスタン北部マザリシャリフの街並み=2022年
【イスラマバード共同】米地質調査所(USGS)によると、アフガニスタン北部で3日午前1時ごろ(日本時間同午前5時半ごろ)、マグニチュード(M)6・3の地震があった。地元メディアなどによると、少なくとも20人が死亡、約320人が負傷した。被害が拡大する恐れがある。
震源はバルフ州ホルムの西南西約22キロで、震源の深さは約28キロ。ロイター通信などによると、人口50万人前後の州都マザリシャリフに近く、同州や隣接するサマンガン州で被害が出ているもようだ。損壊家屋の下敷きになった人々の救助活動が続いている。マザリシャリフの有名な「ブルーモスク(イスラム教礼拝所)」も一部損壊したと報じられている。
在アフガン日本大使館によると、日本人の被害は確認されていない。
アフガンでは8月31日深夜、東部でM6・0の地震があり、クナール州を中心に2200人以上が死亡した。アクセスが厳しい山岳地帯で簡素な家屋が多いことから被害が広がった。