米移民当局、3邦人も拘束 韓国系工場、リスク顕在化

2025/09/09 12:43
 4日、米ジョージア州の工場で行われた、移民・税関捜査局(ICE)による捜査(ICEのホームページから・聯合=共同)
 4日、米ジョージア州の工場で行われた、移民・税関捜査局(ICE)による捜査(ICEのホームページから・聯合=共同)
 【ソウル、ニューヨーク共同】米南部ジョージア州にある韓国の現代自動車などのバッテリー工場に対する米移民・税関捜査局(ICE)の大規模捜査で、拘束者に日本人3人や、10人近くの中国人が含まれていることが9日分かった。韓国企業の消息筋が語った。在アトランタ日本総領事館も日本人拘束を「確認した」と明らかにした。

 捜査はトランプ政権による強硬な不法移民対策の一環。大手企業の米国進出にも容赦ない厳格対応で、現地活動のリスクが浮き彫りになった。岩屋毅外相は記者会見で、拘束された日本人について「面会も含めて情報収集や状況把握に努めている。邦人保護の観点から適切に対応する」と強調した。

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