秋場所に向けて稽古する安青錦(左)と藤ノ川=東京都江東区の安治川部屋
大相撲秋場所(14日初日・両国国技館)で新小結の安青錦が9日、東京都江東区の安治川部屋で出稽古に来た幕内藤ノ川と10番連続で取り、9勝1敗と圧倒した。ウクライナ出身で21歳の新鋭は、新入幕から3場所連続で11勝をマーク。「楽しみが大きい。11勝の壁を越えたい気持ちはある」と一層の活躍を誓った。
初土俵から所要12場所での新三役は、年6場所制となった1958年以降初土俵の力士で最速(付け出しは除く)。低い姿勢を保った攻めに加え、強烈な突き放しも目立った。「相手を起こさないと、なかなか相撲を取りにくい。起こしてから中に入るイメージ」と意図を説明した。