冬季限定企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」の模様 (C)ORICON NewS inc.
映画「ハリー・ポッター」および「ファンタスティック・ビースト」シリーズの制作の舞台裏を体験できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京-メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(東京都練馬区)で、冬季限定企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」があす8日から2026年1月12日まで開催される。今回は、その開始に先立って行われた内覧会に参加し、一足先に“魔法に満ちたクリスマス”の世界を堪能した。
【写真】談話室も冬仕様!セーターを着たハリーとロンの姿も
「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」は、ホグワーツの生徒たちが過ごしたクリスマスをテーマにした特別企画。ロンドンのスタジオツアーで毎年大人気のイベントで、日本では昨年に続き2回目となる。
■ 大広間に足を踏み入れた瞬間、息をのむ光景が広がる
「ホグワーツ大広間」の入口の扉を押し開けた瞬間、同行していた取材陣から小さな歓声が上がった。目の前に現れたのは、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で、ハリーが初めてホグワーツの大広間に入ったときのあの光景――。
立ち並ぶクリスマスツリーに、テーブルに整然と並べられたロースト料理やプディングなどのごちそう、そして――頭上には、今年初めて再現された “浮遊する400本のキャンドル” 。『賢者の石』の撮影当時は、実際に火の灯ったキャンドルが使用されていたが、今回の特別企画では、ライトを使ったキャンドル演出で魔法のように浮かんで、動いている。そうして柔らかく揺らぐ炎が、空間全体に温かな光で包み込み、まるで映画の中に入り込んだような雰囲気に。装飾品は撮影時の資料をもとに職人が手作業で再現したもので、質感や彩りが驚くほどリアルだ。
さらに今年は、ハリーとロンが魔法のチェスをしていたシーンも初めて再現。クリスマス休暇を家で過ごす生徒が多いなか、ホグワーツに残ったふたりが切り取られている。そこだけ時間が静かに流れているような、どこか懐かしい空気に包まれていた。
■ グリフィンドール寮にもクリスマスが訪れる
ツアーを進むと、グリフィンドールの談話室と男子寮にもクリスマスの飾りが登場。暖炉の赤い灯りと、ツリーのきらめきが重なり、さらにロンの母・モリーの手編みセーターを着たハリーとロンの姿も。映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で描かれたクリスマスの朝のシーンを思わせる。さらに、クリスマスプレゼントとして、ダンブルドアがハリーに返した透明マントの包みらしきものも発見。探してみて。
■ ダイアゴン横丁が「初雪化粧」 そして、ツアーのラストには――
今回初の試みとなる 雪に包まれたダイアゴン横丁。魔法界の賑やかな商店街が、雪の静けさに包まれているのは新鮮だ。映画『アズカバンの囚人』で、透明マントをまとったハリーが雪のホグズミードを歩くシーンを思わせる演出も見ることができる。
ツアーの最後には、雪化粧したホグワーツ城の巨大模型が登場。新たに追加されたプロジェクションマッピングにより、静かに雪が降り積もる冬のホグワーツが立体的に浮かび上がる。夜空を飛ぶヘドウィックの姿もあり、いつまでも見ていられるほど美しい。映画の中で見た“冬の魔法”が、そのまま目の前に現れる季節が、今年もやってきた。