映画『平場の月』(11月14日公開) (C)2025映画「平場の月」製作委員会
俳優の堺雅人が主演する映画『平場の月』(11月14日公開)のスペシャル・ロング・トレーラーが解禁された。星野源による書き下ろし主題歌「いきどまり」に乗せて、初公開の本編映像も見ることができる。
【動画】映画『平場の月』スペシャル・ロング・トレーラー
本作は、「第32回山本周五郎賞」を受賞した朝倉かすみの同名小説が原作。中学時代の同級生だった男女が、人生の荒波を経て再び出会い、ささやかに寄り添い合う“大人の恋”を描く。
堺が演じるのは、妻と別れ、地元に戻り印刷会社に再就職し、慎ましく、平穏に生活する主人公・青砥健将(あおと・けんしょう)。その青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子(すどう・ようこ)を井川遥が演じる。葉子も夫と死別し、今はパートで生計を立てている独り身だ。
また、2人の中学生時代を、ドラマ『不適切にもほどがある!』や『ちはやふる-めぐり-』で注目を集めた坂元愛登と、今年放送の『あなたを奪ったその日から』で好演し、映画は初出演の一色香澄が演じる。
解禁となった映像では、青砥が「お前、あの時何考えてたの?」と尋ねると、須藤が「夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね、ちょっと」と答える印象的なシーンや、公園で愛おしそうに須藤を見つめる青砥などが初公開。さらに、須藤にとって青砥が「初恋のキミ」だと明かす須藤の妹・みっちゃん(中村ゆり)や、青砥とともに印刷工場で働く安西知恵(椿鬼奴)らとの微笑ましいシーンも含まれており、二人の日常を取り巻く人々の姿も見ることができる。青砥と須藤の恋の満ち欠けと主題歌の歌詞がリンクし、ほろ苦くも希望の余韻を残す映像となっている。
星野が脚本を読んでピアノを鳴らしながら作曲したという同曲は、繊細な旋律と声で、青砥と須藤が抱える思いを静かに照らし出す。映画公開日の11月14日午前0時より配信される予定だ。