(左から)八代目・中村芝翫、三田寛子 夫妻(C)ORICON NewS inc.
歌舞伎俳優の中村橋之助(29)、元乃木坂46で俳優の能條愛未(31)が10日、都内で会見を開き、婚約したことを発表した。
【写真】幸せそうな笑顔で結婚発表を行った中村橋之助&能條愛未
金屏風の華やかな舞台に笑顔で登場した2人。橋之助は「この度、私、中村橋之助と能條愛未は婚約いたします運びと相成りましたことをここにご報告させていただきます」と発表。
続けて「本日、このようにたくさんの皆様にお集まりいただきまして、こうして記者会見をさせていただきますことを非常にうれしく思っております。このあとはですね、役者としても、また1人の男としても、お客様を大事に、家族を大事に、仲間を大事に、そして愛未を大事に、素敵な家庭を築いてまいりたいと思っております。歌舞伎のため、成駒屋のために、夫婦力を合わせて素敵な家庭を築いてまいりたいと思います」と伝えた。
能條は「この度、中村橋之助さんと結婚をする運びとなりました能條愛未と申します。何分、こうした大勢の皆様の前での記者会見は私自身初めてのことになりますので、大変緊張しておりますが、これまで私を応援してくださったファンの皆様への感謝の思い、そして私を育て支えてくださった関係者の皆様お1人お1人への感謝の思いを胸に、成駒屋に嫁ぎ、橋之助さんを隣でしっかりと支えられるようサポートできるよう精進してまいりたいと思っております」と笑顔で語った。
会見にあわせ、橋之助の父・中村芝翫(60)、母・三田寛子(59)が連名でコメントを寄せた。婚約について「家族一同、心より喜んでおります」とすると、「二人はこれから、新たな家庭を築くとともに、芸の道にも一層の精進を重ねてまいります。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます」と結んでいた。
2人の出会いはミュージカル・ゴシック『ポーの一族』(2021年)で夫婦役で共演したことだったといい、4年半の交際を経て婚約。来年初夏に挙式披露宴を行う予定だという。
■中村芝翫、三田寛子の連名コメント全文
このたび、長男中村橋之助が能條愛未さんと結婚することとなり、家族一同、心より喜んでおります。
これまでも多くの皆さまに温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。
二人はこれから、新たな家庭を築くとともに、芸の道にも一層の精進を重ねてまいります。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和七年十一月吉日
中村芝翫 三田寛子
■プロフィール
【中村橋之助(なかむら・はしのすけ)】
1995年12月26日生まれ。中村芝翫の長男。祖父は七世中村芝翫。2000年9月歌舞伎座『菊晴勢若駒』の春駒の童ほかで初代中村国生を名のり初舞台。2016年10・11月歌舞伎座『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』の堤軍次ほかで四代目中村橋之助を襲名。
2025年は、1月新春浅草歌舞伎『絵本太功記』の武智光秀、6月博多座『双蝶々曲輪日記 引窓』の南与兵衛後に南方十次兵衛、8月歌舞伎座『越後獅子』の角兵衛獅子、9月歌舞伎座『菅原伝授手習鑑 賀の祝』の梅王丸、10月歌舞伎座『義経千本桜』の武蔵坊弁慶などを演じる。5月には三兄弟による自主公演「第三回 神谷町小歌舞伎」(浅草公会堂)を開催した。歌舞伎以外では、2021年にミュージカル・ゴシック『ポーの一族』に出演。2025年1月に初主演映画「シンペイ 歌こそすべて」が公開。2026年新春浅草歌舞伎では『傾城反魂香』の浮世又平後に土佐光起又平などを演じる。
【能條愛未(のうじょう・あみ)】
1994年10月18日生まれ。2011年、乃木坂46の第1期生オーディションに合格。乃木坂46 1stシングル「ぐるぐるカーテン」でCDデビューを果たす。アイドルとしての活動の傍ら、女優として数々の作品に出演し、グループ卒業後は女優業へさらに力を入れている。
最近の主な出演作は、A new musical『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』(2019年・2023年)、KERA CROSS第二弾『グッドバイ』(2020年)、ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』(2021年)、舞台『本日も休診』(2021年)、ミュージカル『マリー・キュリー』(2023年)など。
2025年は、Reading Drama『BLINK』、ミュージカル『憂国のモリアーティ』大英帝国の醜聞 Reprise、ミュージカル『マリー・キュリー』に出演。