西島秀俊が“狂気”を怪演、市川染五郎の“標本姿”も明らかに Prime Video新作『人間標本』本予告解禁

2025/11/12 06:00
キービジュアル=『人間標本』12月19日より世界配信開始 (C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.
キービジュアル=『人間標本』12月19日より世界配信開始 (C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.
 Amazon MGMスタジオ製作の新ドラマシリーズ『人間標本』の初映像となる本予告、キービジュアル、場面写真が公開された。本作は、Amazonのプライム会員向け動画配信サービス「Prime Video」で12月19日より世界配信される(全5話一挙配信)。

【動画】新作ドラマシリーズ『人間標本』本予告

 原作は、『告白』『Nのために』『母性』などで知られる湊かなえによる書き下ろし小説で、“親の子殺し”というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだ作品。監督は、『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)、『月の満ち欠け』(22年)の廣木隆一。湊作品の映画化『母性』(22年)以来の再タッグとなる。

 主人公は、蝶の研究者として知られる大学教授・榊史朗。ある日、彼は息子を含む6人の少年を「人間標本」にしたと衝撃の告白をする。「お聞かせしましょう、なぜ私が美しい少年たちを標本にしたのか。」

 史朗を演じるのは西島秀俊。微笑みの奥に歪んだ執着を宿す、これまでにない怪演が見どころとなる。史朗の息子・至役には、現代ドラマ初出演となる市川染五郎。二人は本作で初の親子役共演を果たす。

 解禁された本予告は、史朗が「人間標本は私の作品です」と語る場面から始まる。山の中で発見された六人の美少年の遺体。彼らを殺害し、「人間標本」として世に知らしめ、犯行を認めて自首した史朗。彼が追い求めた「美を永遠に留める」執念がどのような狂気へと転じたのかが浮かび上がる。

 映像中盤では、これまでベールに包まれていた史朗の息子・至のおぞましくも美しい“標本姿”が明らかとなり、動機を迫る刑事に対して、「貴方、やっぱり何も分かってない」と冷笑する史朗の姿が映し出される。

 “色彩の魔術師”と呼ばれる世界的アーティスト・一之瀬留美(宮沢りえ)と娘の杏奈(伊東蒼)、芸術的才能に恵まれた少年たち(荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫)、そして、父を慕う至。それぞれが胸に秘めた想いが交錯し、物語は予想をはるかに超えて展開していく。取調室で静かに微笑む史朗が語る、驚愕の犯行。彼の本質は、異常殺人者か、至高の芸術家か。

 キービジュアルは、本作の美術監修・アートディレクターを務めた清川あさみによる蝶の刺繍があしらわれ、儚くも妖しい親子の関係性を象徴的に切り取っている。

 あわせて解禁された場面写真では、笑顔を見せる至と、どこか固い表情でこちらを見つめる史朗の対照的な親子カットや、美しく儚い標本姿となった至など、本作ならではの耽美な世界観を垣間見ることができる。

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