真田広之、「自分にムチを打って頑張る」 『SHOGUN』シーズン2について語る

2025/11/13 18:46
「自分にムチを打って」と話した真田広之 (C)ORICON NewS inc.
「自分にムチを打って」と話した真田広之 (C)ORICON NewS inc.
 香港ディズニーランドで13日に開催された、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」のラインナップ発表イベント「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025」にて、日本の戦国時代を舞台にしたドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』プレゼンテーションが行われた。ステージには、主演の真田広之、そして、真田と共にエグゼクティブ・プロデューサーを務めるジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウが登壇。来年1月からカナダ・バンクーバーにて予定されている撮影を前に、作品への思いと今後の構想を語った。

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 ディズニー傘下のFXが手掛ける本作は、関ヶ原の戦い前夜を思わせる時代を背景に、主人公の大名・吉井虎永(真田)と、異国から漂着した英国人航海士・按針(コズモ・ジャーヴィス)の出会いから始まった物語。2024年に配信開始と同時に世界中で熱狂的な支持を集め、米国テレビ界の“アカデミー賞”ともいわれる最高峰の賞第76回エミー賞にて史上最多18部門を制覇。「第82回ゴールデングローブ賞」では4部門を受賞したほか、全米各賞を総なめするなど、大きな話題を集めた。

 シーズン2は、シーズン1の出来事から10年後が舞台となる。封建日本の激動期を背景に、虎永と按針、二人の男の物語が、再び歴史に着想を得た壮大なサーガとして描かれる予定だ。

 ステージではまず、シーズン2のキャスト情報が紹介された。新キャストとして水川あさみ(綾(あや)役)、窪田正孝(日向(ひゅうが)役)、金田昇(秀信役)、榎木孝明(伊藤役)、國村隼(郷田役)らの出演が発表された。一方で、真田、二階堂ふみ(落ち葉の方役)、阿部進之介(戸田広勝役)、金井浩人(樫木央海役)、洞口依子(桐の方役)、トミー・バストウ(マルティン・アルヴィルト司祭役)、宮本裕子(吟役)、奥野瑛太(佐伯信辰役)、向里佑香(お菊役)らをはじめとするシーズン1の主要キャストも続投する。

 ジャスティン・マークスは、既存キャラクターと新キャストを組み合わせた理由について「シーズン1では多くの登場人物が物語の中で命を落とした。物語をさらに広げていくためには、新しい人物が必要だった」と説明。どのような役柄か詳しい内容には触れなかったものの、「新キャラクターたちはこの世界にしっかりと根を張る存在になる」と期待をにじませた。

 シーズン2の舞台を「10年後」と設定した理由については、現代のドラマ視聴環境を踏まえた判断であると明かした。制作に時間を要する大作シリーズでありながら、物語上は「数分後」から再開される続編も少なくない中で、「あえて10年の時間経過を設けることで、視聴者も登場人物と同じように『久しぶりに再会する感覚』を味わえるようにしたい」(マークス)という狙いがあるという。シーズン2では、登場人物たちが10年の歳月の中で何を失い、何を得たのかが重要なテーマとなりそうだ。

 レイチェル・コンドウは、シーズン1への反響について「視聴者が私たちに“時間・注意・感情”を預けてくれたことが何よりの支えになった」と振り返る。その信頼があるからこそ、「シーズン2では、より深く、より暗がりへと分け入るような物語にも踏み込める」とし、さらなる挑戦への意欲をにじませた。

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