 
                指名あいさつを受け、大久保勝也担当スカウト(左)と握手するれいめい高の伊藤大晟投手=同校
                
             
                 プロ野球ドラフト会議で楽天から5位指名を受けたれいめい高の伊藤大晟投手(18)が30日、薩摩川内市の同校で指名あいさつを受けた。伊藤投手は「1軍での活躍がまずは目標。日本一を目指し、世界で活躍する投手になりたい」と意気込んだ。
 楽天の愛敬尚史スカウト部長と九州・沖縄地区担当の大久保勝也スカウトが来訪した。愛敬部長は「投げ切る姿に伸びしろを感じた。打者から見えにくいフォームも特長。鍛えれば将来ローテーションに入ってくれると思う」と評価。三木肇監督が当日使ったドラフト会議の入場証を手渡し、期待を伝えた。
 伊藤投手は「いろいろな人に声をかけてもらい、実感が湧いた。しっかり走り込み、恩返しできる活躍を見せたい」と決意を述べた。
◇伊藤投手一問一答
 楽天から指名を受けた伊藤投手の一問一答は次の通り。
 -指名を受けてプロ野球選手への実感は。
 「指名された時はほっとした気持ちもあった。少しずつ実感が湧き、これから一日一日頑張っていきたい」
 -目標にしている選手は。
 「(楽天にも所属した米大リーグ・パドレスの)松井裕樹選手が小さいころからの憧れ。同じように活躍できるように頑張りたい」
 -プロでどのように勝負していくか。
 「これまでは力のある真っすぐと変化球のキレを武器に三振を取ってきた。もっと制球力にも磨きをかけて勝負していきたい」
 -プロへの意気込み、目標は。
 「自分らしく、負けず嫌いな姿勢は貫く。短期目標は1軍昇格。将来は勝利に貢献して日本一になり、メジャーなど世界で活躍できる選手になりたい」