バレーボールの第78回全日本高校選手権(春高バレー)鹿児島県代表決定戦は31日、いちき串木野市のFアリーナいちき串木野などで開幕する。決勝は11月3日に鹿児島市の西原商会アリーナである。男女の優勝校が本戦(2026年1月・東京)の出場権を得る。
 男子は川内商工が軸となる。県予選4連覇中で、高さとパワーを兼ね備えるスパイカーを擁する。滋賀国スポの出場選手がおり、セッターの巧みな配球が魅力の樟南も決勝に駒を進めそうだ。
 守備に安定感のある川畑主将が引っ張る鹿児島商も上位をうかがう。鹿児島玉龍は新人戦で川内商工から1セットを奪った時のような粘りを見せたい。
 女子は混戦。新人戦以降の県内3タイトルを制し、総合力がある鹿児島女が優勢か。U19世界選手権の日本代表に選ばれたセッター古川を中心に、多彩な攻撃を組み立てる鹿児島実は連覇が懸かる。
 中学時代に国際大会で活躍した頼冨が所属する鹿児島城西も有力。県総体で4強入りを果たした薩摩中央も決勝進出を狙う。