ANA社長が郷土の創生お助け 芝田氏、瀬戸内町プロモーターに就任 国内初の共同運航へ「航空各社の壁越えて島の発展に尽くす」

2022/08/29 15:08
せとうち創生プロモーターに委嘱されたANAホールディングスの芝田浩二社長(右)=東京都内
せとうち創生プロモーターに委嘱されたANAホールディングスの芝田浩二社長(右)=東京都内
 鹿児島県瀬戸内町は、同町加計呂麻島出身でANAホールディングスの芝田浩二社長に「せとうち創生プロモーター」を委嘱した。広い視野と知見に基づいて政策や町の方向性を助言してもらう。元極真空手無差別級世界王者の緑健児さんに次いで2人目。

 鎌田愛人町長が24日、同本社を訪ね、グローバル航空業界での経験に期待し、「関係人口増加や活性化につながるようお願いする」とあいさつ。委嘱状を受け取った芝田社長は「豊かな自然や、子どもを集落で育て上げるという文化を持つ島の素晴らしさを発信していく」と抱負を語った。

 芝田社長は取材に、ANAが日本エアコミューター(JAC)など九州の地域航空会社と国内初の共同運航を始める方針について、「離島への利便性が高まる。コードシェアにとどまらず、航空各社の壁を越えて島の発展に寄与していきたい」と語った。

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