鹿児島県がまとめた7月の観光動向調査結果によると、海外からの宿泊者数は前年同月比約26倍の9368人だった。新型コロナウイルス禍前の2019年比では53.9%減。鹿児島-香港の定期便が運航している効果で、香港からが2907人と最も多かった。次に多かったのが中国からで1484人。
県内のホテル・旅館82施設を調べた。延べ宿泊者数は前年比8.2%増の23万8365人。コロナ前の19年比では10.6%減だった。県PR観光課によると、中国からは個人旅行の富裕層が多く、鹿児島市や指宿市の高価格帯宿泊施設の利用が目立ったという。
形態別では修学旅行は1271人で前年比63.2%減だった。同課担当者は「県内の学校が県外へ行き先を戻したのではないか」と推測した。
主要観光施設・ドライブイン25施設の入場者数は前年比16.9%増の32万70人だった。