波打ち際ではしゃぐ、47歳
■「俳優・迫田孝也(鹿児島市出身)のオモ語り」=南日本新聞2024年6月9日付
みなさんおやっとさぁです。日曜劇場「アンチヒーロー」の第8話にようやく登場しました。番組ホームページでは最後まで役柄が明かされず、「まだ出ないのか!?」「どうせ真犯人なんでしょ!」という声も多数聞こえてきて大きなプレッシャーを感じていましたよ(笑)。これで物語はいよいよ最終対決に入ります。この後の展開も存分に楽しんでくださいね。
そしてようやくといえば、神奈川県にある江島〔えのしま〕神社にようやくお詣りに行けました。この神社は日本三大弁財天に数えられ、琵琶を持っている弁財天の御姿から音楽・芸事の神様として知られています。毎年欠かさずお詣りに行っていたのですが、今年のお正月は鹿児島でゆっくりしていたもんでその機会を逸していました。
あ! その時に初めて頴娃町(指宿市)にある釜蓋〔かまふた〕神社に行ったんですよ。正式には射楯兵主〔いたてつわものぬし〕神社というらしいですね。薩摩大使でありながら、同級生に教えてもらい初めて知りました。
ここは面白い参拝方法があって、置いてある釜蓋を頭の上にのせ手を使わずに鳥居から賽銭〔さいせん〕箱まで歩いて参拝できれば願いが叶うというものです。当日はかなりの数の参拝客で賑わっていたので、同程度の距離でチャレンジし見事成功! たっぷりとお願い事をさせていただきました(笑)。
話は戻ってこの江島神社、実は私の出演作品ともすごい縁があるんです。寿永元(1182)年、源頼朝が文覚(真言宗の僧)に命じて島の岩屋に弁財天を勧請〔かんじょう〕したと言われているんです。現在も奥津宮付近には源頼朝が奉納したといわれる石鳥居もあります。つまり「鎌倉殿の13人」の世界と繋がっているんです。
もう通い続けて10年くらいになるので余計にご縁を感じます。さらに参道は急な坂道や階段も多く歩くだけでかなりの運動量になります。潮風に吹かれながら歩くのは気持ちいいですよ。そしてオススメのグルメが“しらす”です。普段は禁漁期間(1月~3月)に訪れていたので、今回生しらすに出会えたのは嬉しかったなあ。
炉端焼きや団子やたこせんべいの店も並んでいるので食べ歩きも楽しめます。いい運動して美味しいもの食べてリフレッシュしたら、またいい運気が巡ってくること間違いなしですね!(俳優)