霧島酒造とスターバックスコーヒージャパンのコラボレーション施設のイメージ図(同酒造提供)
霧島酒造(宮崎県都城市)とスターバックスコーヒージャパン(東京都)は22日、都城市下川東4丁目の国道10号沿いに2026年春、両社初のコラボレーション施設を開業する、と発表した。同酒造の直営店のほか、スタバのドライブスルー併設店舗や植物園が入る。
霧島酒造本社工場の北側、沖水川に面した敷地4685平方メートルを活用する。建屋は鉄骨1階建て、延べ床面積703平方メートル。直営店やスタバ店舗からはガラス越しに植物園を楽しめるほか、屋上には霧島山や沖水川を望める庭園を設ける。
施設で利用する電力は、焼酎製造過程で発生する焼酎かすや芋くずから生成したバイオガスを電気へ変換する「サツマイモ発電」で100%賄うほか、植物の育成にも製造過程で出る蒸留温排水を活用する。
同酒造の江夏拓三専務は「工場・事務所の二酸化炭素排出量実質ゼロへ向けたさまざまな取り組みを進めている。この施設を通し、持続可能な未来につながる2社ならではのコラボレーションを届けていきたい」と話した。