「まぼろしの一夜城」の上棟式で餅や菓子を拾う地域住民=志布志市の松山城山総合公園
鹿児島県志布志市の松山城山総合公園で10日、「大隅の國〔くに〕やっちく松山藩 秋の陣まつり」が開かれる。シンボルの「まぼろしの一夜城」の上棟式が3日あり、関係者がまつりの成功を願った。
本丸はベニヤ板167枚を組み合わせ、幅約22.7メートル高さ17.5メートル。立体的に見えるように着色して陰影を表現している。徳永昌章藩主らが“天守閣”から餅や菓子をまき、住民と完成を祝った。
今年は前夜祭はなく、2日の焼肉フェスティバルは雨天のため中止された。10日は午前8時半に開門し、武者行列、山積み野菜の大盤振る舞い、歌謡ショーなどがある。