〈全国高校サッカー県予選〉なるかリベンジ、鹿児島城西高が逆転勝ちで2年連続決勝へ プレミアでもまれ攻守の修正光る

2024/11/17 06:03
〈関連〉準決勝の後半15分、勝ち越しのゴールを決める鹿城西・大石(9)=白波スタジアム
〈関連〉準決勝の後半15分、勝ち越しのゴールを決める鹿城西・大石(9)=白波スタジアム
 サッカーの第103回全国高校選手権鹿児島県大会は16日、鹿児島市の白波スタジアムで準決勝があった。第1試合は鹿児島城西が3-1で鹿児島を下し、2年連続で決勝へ進んだ。第2試合は神村学園が9-0で鹿児島実を破り、16年連続の決勝進出を決めた。決勝は17日午後0時35分から同会場である。



 追いかける展開にも動じない、修正力の高さが光った。鹿城西は攻守の切り替えを速くして後半一気に逆転。GKの藤吉主将は「落ち着いて良さを出し切れた」と胸を張った。

 開始早々にサイドからの攻撃で失点。前半はシュート1本と攻撃も手こずり鹿児島に押された。新田祐輔監督は「守備が緩く、相手に攻める時間をつくられた」と振り返る。

 後半の守備は圧力のかけ方を修正。球際で厳しく当たり、奪いどころが中盤より高い位置になったことで攻撃に転じやすくなった。

 後半開始早々、FW添島が「練習から意識していた」とGKのはじいたこぼれ球を頭で押し込み同点。11分後、中盤で奪ったボールを技ありのターンで受けたFW大石が豪快に決め勝ち越した。

 今季は世代最高峰のプレミアリーグで全国の強豪と対戦し、経験を積んだ。「劣勢から盛り返した試合も多かった」と新田監督。大石は「0-1でも負ける気は全くしなかった」と振り返る。

 自信を手にし、1年前と県総体の決勝で涙をのんだ神村戦に挑む。大石は「やってきたことをぶつけるだけ」と意気込んだ。
(結果詳細は南日本新聞でご覧になれます)

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