〈資料写真〉11月4日、ごう音とともに上昇するH3ロケット4号機=南種子町の種子島宇宙センター
気分はロケット開発者-。鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで23日、普段は入れない射場などの打ち上げ施設に潜入するスペシャルバスツアーがあった。家族連れらが参加、宇宙へのロマンをかき立てていた。
同センターの総面積は約970万平方メートル。参加者は、事故時にスタッフの身を守るために地下2階にあるH2Aロケットの発射管制室や退避トンネルを見学したり、H3ロケットが打ち上げられる射場から空を眺めたりした。
地元の長谷小学校4年久野桃佳さんは「将来はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の職員になってロケット発射時の発令ボタンを押す係になりたい。実現したい気持ちが強まった」と笑顔。宇宙と同様に夢は無限大だ。