12月に一部操業を始めるシャトレーゼ鹿屋工場=29日、鹿屋市川西町
和洋菓子製造販売大手のシャトレーゼ(甲府市)が鹿児島県鹿屋市川西町に整備している鹿屋工場は2025年3月に本格稼働する見通しであることが29日分かった。これに先立ち今年12月に一部操業を始めるという。
市議会定例会の提案理由説明で、中西茂市長が明らかにした。市と同社によると、25年3月までに全ての製造ラインが整備される予定。鹿屋工場は主にギフト用の焼き菓子を西日本の店舗に供給する製造拠点となる。既に約50人を雇用し、本格稼働に向けてさらに雇用創出を計画している。
同社は市と23年7月に立地協定を締結。鹿屋内陸工業団地内でIT系企業の部品工場だった建屋を活用して今年7月に操業を始める予定だった。同社は遅れている理由について「建屋の改修に想定以上の時間を要した」と説明している。