市道沿いの斜面の一部 幅30m、高さ15mわたって崩れ、片側交互通行 現場は9月に崩れた場所の上 原因は調査中 鹿児島市

2024/12/06 21:00
斜面が崩れ、片側通行となっている市道=6日、鹿児島市武3丁目
斜面が崩れ、片側通行となっている市道=6日、鹿児島市武3丁目
 鹿児島市武3丁目で、市道沿いの斜面の一部が崩れた。市道路維持課によると、4日、近隣住民からの通報で発覚した。けが人はいない。崩れたモルタル撤去などのため現在、片側交互通行になっている。

 現場は市道武岡墓地線沿い。道路を挟んで住宅地があり、周辺には小中学校や市営墓地、長島美術館がある。同課によると、斜面は幅約30メートル、高さ約15メートルにわたって崩れた。原因は調査中で、5日夕まで市職員が現場の監視を続けた。

 9月にも今回崩れた場所の下側部分が幅、高さそれぞれ1メートルほど崩れ、10月に土のうを積んで対応していた。市は、これまで斜面の一部に設置していた仮設防護柵を、今回の崩落箇所まで延長させようと、12月市議会定例会に工事費約1800万円を盛り込んだ補正予算案を提案していた。

 同課の内村伸二課長は「安全第一に通行してほしい。防護柵の設置を含め、どんな対策ができるか早急に検討する」と話した。

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