ドラマも残すところあと2話。もちろん見てますよね?
■「俳優・迫田孝也(鹿児島市出身)のオモ語り」=南日本新聞2024年12月8日付
ようやく過ごしやすい季節になってきたなあと思ったら、一気に寒くなりましたね。みなさん、衣替えは間に合いました? 11月後半あたりから一気に気温が下がりますって聞いてはいたんですけど、衣替えってこんなスピード感を求められましたっけ?
慌てて冬物を引っ張り出しましたし、あと布団ね。朝起きたら寒くて震えが止まらないんですもん。急いで掛け布団を日光でふっくらさせて、布団カバーや毛布を何枚も何枚も洗っては干し、洗っては干しって脱兎(だっと)のごとく動いたんですけど、干すスペースにも限度がありますからね、1日で間に合うはずもありません。昨今の地球規模での気温の変化は、私たちが衣替えをしながら季節の変化をのんびりと楽しむ時間を奪ってしまいそうですよね。
そしてこのエッセーも今年で5年目を迎えております。撮影の裏側や出演作品の宣伝じゃなく、たまになんでもない日常を書く時がありますが、そういう時は自分自身と対話しているんです。何を感じているのか、何を書きたいのか、何を伝えたいのか。言葉を書いては消し、書いては消し、新たな発見もあれば答えが見つからない時もあります。だけど何度も自分に問いかけながら、自分の変化を感じとる貴重な機会なんです。内容に関しては自分で読んでもよくわからない時もありますけどね(笑)。
さて2024年も残すところあと少しです。今年は大好きな舞台から始まり、ドラマや映画など多くの現場に参加する事ができた充実した1年でした。来年もこの調子で…なんて思っちゃいません。うまくいってる時こそ変化していかなくちゃ。いい状態の時ほど維持したいって思いますけど、ずっと続くわけないんだから。良い時もあれば悪い時もあるんだから。そういった変化も楽しめるよう心のゆとりを持つために、今よりもっと先を見据えて行動していくのが2025年の目標です。
それにしても…なんかいつも以上に説教くさい文章になってしまいましたが、私にとってはこの1年を振り返るいい時間になったので良しとさせてください(笑)。もうすぐ新しい作品の発表もあることですしね。あっ! 今のはまだ内緒で…。それでは来年も笑顔でいられる1年になりますように。