園田修光氏
自民党は23日、2025年夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)の公認候補を元参院議員の園田修光氏(67)に決めた。鹿児島県連役員に伝達した。24日に正式発表する。
現職の尾辻秀久参院議長(84)の勇退表明に伴い、県連が公募した。党本部に園田氏と県議団推薦の外薗勝蔵県議(73)の2人を推薦して判断を委ねていた。独自調査の結果などを踏まえたとみられる。
園田氏は鹿児島県議を経て1996年の衆院選で鹿児島2区から出馬して初当選。1期務めた。2016年には参院比例で当選、2期目を目指した22年参院選で落選した。現在は党県連の常任顧問。
南日本新聞の取材に「選挙区から出馬できるのは大変ありがたい。必ず勝ち上がって故郷に貢献したい」と意気込みを語った。
県連の公募には尾辻氏の三女で議長秘書の朋実氏(43)ら県内外の9人が名乗りを上げ、選考委員会が園田氏と外薗氏に絞り込んだ。複数人から外薗氏に一本化した県議団と、国政経験のある園田氏を推す国会議員らの間で協議が難航、最終的に2人を党本部に推薦した。