まむねむこさんが描いた浜田酒造の芋焼酎「海童 祝の赤」の擬人化イラスト(「鹿児島のお酒擬人化ファンアートプロジェクト」提供)
本格焼酎など鹿児島県産の酒類を擬人化したアート展が28日、鹿児島市の商業施設「よかど鹿児島」で始まった。県内を中心に活躍するイラストレーターらが、好みの銘柄を“推し酒”として多彩に表現。アルコール離れが進む若年層へアピールする狙い。
擬人化は同市在住のイラストレーター、まむねむこさん(37)が発案。2022年以降、焼酎のほかリキュールやウイスキーなど県内蔵元製品のファンが「鹿児島のお酒擬人化ファンアートプロジェクト」として、イラストをX(旧ツイッター)に投稿し始めた。
13人の投稿から、蔵元の了承を得られた20作品を展示。本格焼酎などの「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されたばかり。まむさんは「県産酒類の今まで知らなかった魅力に出合う機会になれば」と期待する。
アート展は、特産品販売店「鹿児島ブランドショップ」が協力。展示銘柄の一部が試飲できるほか、限定ポストカードなどの無料配布もある。年内は29日まで。1月は2~31日(14日は休み)。