中国海軍情報収集艦1隻が大隅海峡を通過 今年初の確認、防衛省発表 

2025/01/08 06:30
海上自衛隊が確認した中国海軍の情報収集艦=5日(防衛省提供)
海上自衛隊が確認した中国海軍の情報収集艦=5日(防衛省提供)
 防衛省統合幕僚監部(統幕)は7日までに、中国海軍の情報収集艦1隻が5日、鹿児島県の種子島周辺を航行し、大隅海峡を通って東シナ海に抜けたと発表した。中国艦艇の同海峡通過は、2024年12月にミサイル駆逐艦やフリゲート艦の計3隻が西進して以来で、今年に入って初。

 統幕によると、5日午前4時ごろ、情報収集艦が種子島の北東約70キロを西に進むのを確認。その後、軍艦を含め外国船舶が航行できる大隅海峡の特定海域を通過した。24年12月13日、沖縄本島と宮古島の間を通り、太平洋に抜けていた。

 海上自衛隊厚木航空基地(神奈川県)所属のP1哨戒機などが警戒監視・情報収集にあたった。詳しい目的は分析中としている。24年、中国艦艇の大隅海峡通過は10回あった。

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