群馬サファリパークに行くタイリクオオカミのヨモギ(平川動物公園提供)
鹿児島市の平川動物公園は15日、タイリクオオカミのヨモギ(雌、2歳)を繁殖計画のため群馬県富岡市の群馬サファリパークに貸し出すと発表した。ほかの動物園と個体を貸し借りする「ブリーディングローン」の一環。21日に搬出し同園の飼育数は2匹(雄1、雌1)になる。
同園によると、2024年9月ごろ、群馬側から新しい血統を導入したい旨の相談があり、提供に向け協議を進めていた。ヨモギは、22年4月に同園で生まれた五つ子のうちの1匹。人なつっこい性格で体調は良好という。
当日は陸路で1日近くかけ運ぶ。同園での展示は18日までで、帰る時期は未定。飼育展示課の桜井普子課長は「幸せな結婚生活が送れるように優しく見守ってほしい」と話した。