大学共通テスト大きなトラブルなく2日間の日程終了 新教科「情報」にも受験生手応え サクラサク春はすぐそこ、気持ち高め2次試験へ照準

2025/01/19 21:30
共通テストを終え、会場を出る受験生=19日午後6時すぎ、鹿児島市の鹿児島大郡元キャンパス
共通テストを終え、会場を出る受験生=19日午後6時すぎ、鹿児島市の鹿児島大郡元キャンパス
 大学入学共通テストは19日、鹿児島県内14カ所を含む全国651会場で理科、数学、情報の試験があり、2日間の日程を終えた。今回から現行の学習指導要領に基づく「新課程」に対応して7教科21科目に再編。教科「情報」は初めて実施され、県内の受験生からは「模試と似た傾向だった」などと手応えが聞かれた。

 プログラミングやデータ分析を学ぶ「情報Ⅰ」は、2022年度に高校で必修化された。共通テストでは、プログラムの配列やグラフから何が読み取れるかを問う問題などが出された。最終教科として試験され、鹿児島市の鹿児島大郡元キャンパスでは、終了後に受験生がテストの感想を語り合う姿が見られた。

 鹿児島純心女子高3年の女子生徒は「資料の読み取りが得意なので、苦にはならなかった。模試より簡単に感じた」と振り返った。甲南高3年の男子生徒も「模試や試作問題と傾向が一緒だった」と指摘。志望大の2次試験へ向け「学部のトップ合格を目指す」と意欲を語った。

 2日目に県内で受験者が最も多かったのは「数学(1)」の5190人で志願者の90.0%、情報は5076人だった。大学入試センターなどによると、県内では2日間とも大きなトラブルはなかった。

 情報、数学、地理歴史・公民では、浪人生向けに旧課程に対応した問題も出題された。新課程と旧課程の平均点の差が20点以上あった場合などは得点調整があり、調整の有無は24日に発表予定。平均点の中間発表は22日、最終発表は2月6日。

 体調不良などで欠席した受験生への追試験は1月25、26日に東京と大阪である。

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