年末に過去最大の爆発的感染…インフル患者が減少、ただし県全域への警報は継続 最多は出水地区

2025/01/23 19:35
〈資料写真〉インフルエンザウイルスの電子顕微鏡像(国立感染症研究所ホームページより)
〈資料写真〉インフルエンザウイルスの電子顕微鏡像(国立感染症研究所ホームページより)
 鹿児島県は23日、県内89定点医療機関から報告があった13〜19日のインフルエンザ感染者数は、前週より1377人少ない2183人だったと発表した。1医療機関当たりでは24.53人で、流行発生警報の発令基準となる30人を下回った。解除の基準は1医療機関当たり10人未満のため、昨年末から県内全域に発令している警報は継続する。

 14保健所別に見ると、出水の44.40人が最多。鹿屋40.13人、西之表31.50人、鹿児島市30.65人と計4保健所で30人を超えている。志布志28.25人、名瀬25.00人、指宿24.33人、川薩19.29人、徳之島17.20人、姶良16.73人、伊集院16.40人、加世田10.33人、屋久島7.25人、大口4.00人だった。

 県内では12月半ばに感染者が急増。同月16〜22日に1医療機関当たり65.57人となり26日に警報を発令した。翌週(23〜29日)には96.40人となり、統計を始めた1999年以降の最多を記録した。

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