ピンセットで皮膚削る…エステ経営72歳女、無免許で医療行為「悪い血を出さないといけない」 額や腕に先端押し当て、鹿児島中央署が容疑で逮捕

2025/01/30 06:15
 医師免許がないのに、ピンセットで他人の皮膚を削る医療行為をしたとして、鹿児島中央署は29日、医師法違反(無資格医業)の疑いで、鹿児島市照国町、エステサロン経営の女(72)を逮捕した。

 逮捕容疑は2022年8月2〜23日、自身が1人で経営する同市照国町のエステサロンで、訪れた30〜70代の男女3人=いずれも県内=に対し「悪い血を出さないといけない」などと言い、医師免許がないのに額や首、腕などに医療用ピンセットの先端を強く押し当ててこすり、皮膚を削って出血させる施術をした疑い。

 同署によると、3人はがんなどの体調不良を理由にサロンに通っていた。24年3月、30代と60代の女性が「ピンセットで削られる、激痛を伴う施術を受けた」と署に相談。その後の捜査で、70代男性も施術を受けていたことが判明した。

 容疑者は16年3月ごろからサロンを経営している。容疑を認めており、同署は動機を調べている。

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