〈資料写真〉九州電力川内原子力発電所=薩摩川内市
九州電力は31日、川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の運転開始から50年までの稼働に向けた「長期施設管理計画」を原子力規制委員会に認可申請した。現行制度下で既に60年運転が認められている一方、60年超運転も認める6月からの新制度が、重ねて認可を求めているのを受けた対応。
40年運転までの計画認可は2024年11月に受けており、今回申請する認可期間は40年超運転に入る25年11月から35年11月までの10年間。40年運転満了の25年11月27日までに認可を得る必要がある。九電は「国の審査に真摯(しんし)かつ丁寧に対応する」としている。
新制度は30年以上の運転を予定する原発に対し、10年刻みに長期施設管理計画の認可を求める。設備の劣化状況や品質管理方法をまとめたもので、現行制度での60年運転の認可時と主な内容が重複している。
24年7月に40年超の運転期間に入った1号機は、同11月に50年運転までの認可を得ていた。