〈詳報〉「包丁で刺して殺した。間違いない」。男子高校生(18)を殺人容疑で逮捕 県警「2人は面識。親族ではない」、凶器とみられる刃物押収 伊仙町・女性保育士死亡

2025/02/02 05:43
2024年11月21日、現場付近を捜査する警察官=伊仙町佐弁
2024年11月21日、現場付近を捜査する警察官=伊仙町佐弁
 鹿児島県伊仙町佐弁の住宅で昨年11月、住人の女性保育士が殺害された事件で、県警捜査1課と徳之島署は1日、殺人と住居侵入の疑いで、県内の男子高校生(18)を逮捕した。「包丁で刺して殺したことは間違いない」と容疑を認めている。県警は動機を調べている。

 県警によると2人は面識がある。親族ではない。凶器とみられる刃物を押収したが、刃体の長さなど「詳細は控える」とした。容疑者の侵入経路などは捜査中。住所などは特定につながるとして公表していない。同日、任意で事情を聴いた。

 逮捕容疑は昨年11月20日夕方、住人の女性(55)宅に侵入し、刃物のようなもので女性の上半身を複数回刺すなどして殺害した疑い。同日午後6時すぎ、関係者が血を流して倒れている女性を発見し119番した。消防は「首から出血があった」と説明していた。死因は出血性ショック。

 県警は徳之島署に捜査本部(本部長・中野誠刑事部長)を設置し、これまでのべ2500人の捜査員を投入。現場付近の聞き込みや関係者への聴取などで特定した。

 県警は1日深夜に開いた記者レクで「県民の協力によって逮捕できた。全容解明のため、引き続き捜査を進める」との中野刑事部長のコメントを出した。

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