県内4〜6日大雪となる恐れ 北向き、日陰、風強い場所は凍結注意 水道管の破裂や運転時の路面スリップに事前の対策呼びかけ

2025/02/03 15:30
タイヤのチェーンを取りそろえる鹿児島市の自動車用品店=2日、鹿児島市東郡元町
タイヤのチェーンを取りそろえる鹿児島市の自動車用品店=2日、鹿児島市東郡元町
 鹿児島県内は4日から6日にかけて冬型の気圧配置が強まり、大雪となる恐れがある。水道管の凍結や破裂、交通事故の危険性が高まるため、自治体などは注意を呼びかけている。

 降雪を前に、鹿児島市水道局は水道管を守る方法を市のホームページに紹介。(1)北向きの日陰(2)風当たりの強い場所(3)外でむきだし-の場合は凍結、破裂する恐れがあるとして、専用の保温材を巻くよう勧める。

 3日、同局でマスコミ向けに実演し、給排水設備課の大山英一課長(55)は「布や毛布も代用できる。その場合はビニール袋を上から重ねて巻くなど防水が必須。空き家は止水栓を閉めて」と対応を求めた。凍結したら溶けるのを待つか、凍結部にタオルを巻き、ぬるま湯をかけるといい。熱湯は破裂する恐れがある。

 同課によると、市の最低気温が氷点下3度だった2023年1月、水道管の破裂や破損で同局が修繕したのは79件だった。

 路面凍結にも警戒が必要だ。同市東郡元町のイエローハット東郡元店では4日からの降雪予報を受け、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤが売れている。ノーマルタイヤのグリップ力を高める凍結防止スプレーも取りそろえる。先山浩樹店長(50)は「2日にかけてスタッドレスタイヤの購入が集中した。必要な人は早めの準備を」と促す。

 4〜6日に仕事のため車で峠を走るという同市谷山中央6丁目、講師神村愛さん(52)はチェーンを2日に購入し、店員に着脱方法を教わった。「早朝の移動になるので、スリップ事故を起こさないよう十分気を付けたい」と注意を払う。

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