〈資料写真〉大雪の被害を受けたソラマメの畑=2023年1月25日、指宿市西方
4日から冬型の気圧配置が強まり、鹿児島県内でも大雪が予想される中、県は農作物の寒害・雪害対策をまとめた。特に露地のマメ類やバレイショは2年前の寒波では大きな被害が生じており、注意が必要だ。
露地栽培の野菜や花はシートや不織布などで覆い、施設品目はハウス内のすき間対策を徹底する。茶は防霜ファンやスプリンクラーの作動状況の点検を。マメ類は寒害で主枝の成長が止まったら更新し、傷んださやは除去する。
積雪が予想される場合、ハウスのビニールやひもがたるまないようにしっかり張る。茶は事前に摘採面に被覆資材をじかにかけ、積もった雪は自然に溶けるのを待ち、折損した枝は切除する。
2023年1月下旬の寒波では、指宿のスナップエンドウやソラマメなどマメ類、長島や徳之島のバレイショを中心に26億円超の被害が出た。対策の詳細は県ホームページ内の「農作物等被害対策」で公開中。