県本土、6日にかけ大雪 薩摩地方平地で7センチ、山地では15センチ 警報級となる恐れも 鹿児島地方気象台

2025/02/03 23:32
 鹿児島県本土は今冬一番の強い寒気の影響で、4~6日ごろにかけて大雪となり、24時間降雪量は薩摩地方を中心に平地で7センチ、山地(標高200メートル超)で15センチが予想される。鹿児島地方気象台は3日夕、薩摩に大雪注意報を発表した。同じ所で降り続いた場合、警報級の大雪となる恐れがあるとし、路面や水道管の凍結などに注意を呼びかけている。

 気象台によると、九州南部の上空1500メートルに氷点下9度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み。雪は早い所で4日明け方に降り始め、6日にかけて海上を中心に雪を伴った非常に強い風が吹く。14日までの長期間にわたって低い気温が続く予報も出ている。

 4日午後6時までに予想される24時間降雪量は、薩摩の山地10センチ、平地5センチ、大隅の山地5センチ、平地1センチ。5日午後6時までの24時間は、薩摩の山地15センチ、平地7センチ、大隅の山地10センチ、平地3センチ。

 種子・屋久では陸上、海上ともに最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートルの非常に強い風が吹く。薩摩、大隅、種子・屋久の沿岸海域では、6日ごろにかけて4~5メートルの波が予想される。

 気象台と鹿児島国道事務所は3日、合同説明会を開き、不要不急の外出を控えることや、最新の気象情報に留意するよう呼びかけた。同事務所は国道3、10、225号の峠区間を大雪で通行止めとする可能性があるとしている。

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