厳しい寒気に見舞われた県内、降雪や凍結による交通事故2日間で93件 薩摩地方は山地中心に7日夜~8日再び大雪恐れ、各地で暴風と波浪に注意を

2025/02/06 21:30
降雪で視界が悪くライトを付けた車が走るさつま町中心部=5日、さつま町宮之城屋地
降雪で視界が悪くライトを付けた車が走るさつま町中心部=5日、さつま町宮之城屋地
 鹿児島地方気象台は6日、7~8日に再び冬型の気圧配置が強まるとして、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方に暴風と波浪の早期注意情報を出した。7日夜から8日にかけて薩摩地方の山地を中心に注意報級の大雪となる恐れがある。

 九州南部の上空には7~8日に再び氷点下9度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み。

 日本気象協会九州支社によると、4日から続く寒波は、偏西風の蛇行によって北極周辺の寒気が日本に南下してきたもの。一過性の寒波と異なり、寒気の中心が5日に西日本付近を通過した後、さらにもう一つの中心が南下し、第一波、第二波という形になる。

 薩摩地方は、北西の季節風で黄海から雲が発達しながら入ってくるため、寒気が強ければ雪雲が入ってきやすいという。薩摩、大隅、種子・屋久では7~8日、海上を中心に非常に強い風が吹き、沿岸海域では波が高く、しけるもよう。



 鹿児島県警交通企画課は6日、県内で同日午前8時半までの24時間に、降雪や凍結による交通事故が37件あったと明らかにした。4日午前8時半からの48時間では計93件だった。

 6日午前8時半までの24時間に発生したのはいずれも物損事故だった。同課によると、管轄別では霧島署が12件で最も多かった。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >