テープカットとくす玉割りを行って都城志布志道路・乙房IC-都城ICの開通を祝う関係者=15日、都城市乙房町
鹿児島県の志布志港と宮崎自動車道・都城インターチェンジ(IC)を結ぶ地域高規格道路「都城志布志道路」(総延長44キロ)の乙房(おとぼう)IC-都城IC(5.7キロ)は15日、開通した。通行無料。宮崎河川国道事務所によると、宮崎自動車道との直結により、志布志港-都城ICの所要時間は38分と、従来から14分短縮される。
未開通区間は3月23日に開通する志布志港-志布志ICの3.2キロとなった。
乙房ICで都城市、曽於市、志布志市の関係者らが出席して開通式があった。宮崎県の河野俊嗣知事は「県内区間が全線開通して、今回の開通式は格別にうれしい。すべての関係者に感謝したい」とあいさつ。
沿線3市で構成する都城志布志道路建設促進協議会長の池田宜永都城市長は「防災、経済、医療の分野で、この圏域に大きな効果をもたらす。大いに活用されて、圏域が元気になることを期待する」と述べた。
テープカット後、消防や自衛隊、運送業など関係車両による通り初めのパレードがあった。