2024年分の確定申告スタート、スマホ利用で時短実感「次は自宅からでもできそう」 鹿児島県内の会場申告10年間で4割減少

2025/02/17 21:30
操作を教わりながらスマートフォンで確定申告をする来場者ら=17日、鹿児島市鴨池新町の県市町村自治会館
操作を教わりながらスマートフォンで確定申告をする来場者ら=17日、鹿児島市鴨池新町の県市町村自治会館
 2024年分の所得税などの確定申告が17日、始まった。鹿児島県内の11税務署管内に16会場を順次開設する。原則、持参したスマートフォンでの手続き。スマホを持っていない人のために、パソコンも数台備える。申告は3月17日まで。

 鹿児島市の県市町村自治会館には、開場前から多くの人が訪れた。来場者は職員から手順を教わりながら、スマホで申告した。同市紫原3丁目の無職男性(72)は、昨年退職し初めての確定申告。「難しくて時間がかかるのではと心配していたけれど、30分ぐらいで終わって驚いた。次は自宅からでもできそう」と話した。

 各会場平日のみ。自治会館は3月2日の日曜日も受け付ける。入場には、当日配布もしくは国税庁公式LINEアカウントで事前発行する整理券が必要。

 国税庁は、パソコンやスマホで24時間提出できる国税電子申告・納税システム(e-Tax)の活用を促している。鹿児島税務署によると、県内の23年分での利用は73.8%。10年間で会場での申告は39.3%減少した。

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