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宮崎県都城市は、同市安久町の「ケアセンターみやこじま」が運営する「グループホームふるる」で利用者の身体を拘束する虐待などがあったとして、同施設を3月から6カ月間の新規利用受け入れ停止の行政処分にしたと発表した。処分は12日付。
市いきいき長寿課によると、同施設は2023年10月、利用者1人に対し、身体的拘束に必要な要件の確認や手続きを行わないまま、ベッドを壁につけ、反対側に柵を設けて降りられないようにする虐待をした。過去に2回、同様の理由で市の指導を受けていたが、改善されなかった。
同施設は介護計画の不作成など運営基準違反があったほか、夜間に必要な人数を配置していないのに介護報酬を不正請求していた。市は不正請求額に4割を加算した654万円の返還命令も出した。