あふれる給食愛を手紙にしたためた小学1年生。感動したセンター職員の全力返信がすごかった…喜び詰まった往復書簡、原稿用紙にまとめたら最高賞に輝いた

2025/03/01 18:03
大久保蓮人さん
大久保蓮人さん
 鹿児島県姶良市加治木の柁城小学校1年生の大久保蓮人さん(7)は、入学してすぐ給食が大好きになった。その思いを手紙に書いて加治木学校給食センターに送ったら、返事が来て感動した。それらを書いた作文が、第61回南日本作文コンクールで最高賞の南日本新聞社賞を受賞。「私たちも励みになる」とセンター職員も大喜びしている。

 蓮人さんは手紙に、こんなことを書いた。給食があるので学校に行くのが毎日楽しみで、3時間目くらいからそわそわする。カレーライスと菜の花のサラダは特においしかった。家でも給食が食べたいから、お母さんに給食センターで働いてもらいたい-。

 「給食が大好きな気持ちが伝わってとてもうれしかった」。桃木野靖所長(61)、栄養教諭2人、調理員16人全員で読んだとというセンターからの返事も、すごかった。幼稚園、小中学校の1860人分をどうやって作るかが分かるよう9枚の写真入りで説明。職員の集合写真も入れてラミネート加工し、柁城小行きの給食コンテナに載せて届けた。

 蓮人さんは、同じく南日本新聞社賞に選ばれた同小4年の姉穂香さん、母千恵さん(40)と2月20日、初めてセンターを訪れ、調理員らと対面した。蓮人さんは「中に入れてドキドキした。鍋とかぜんぶ大きかった」と目を輝かせ、ますます給食愛が膨らんだようだった。

 ※南日本新聞社賞6作は3月2日付に掲載予定。

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