完走を目指して、一斉にスタートするランナー=2日8時38分、鹿児島市南林寺町
鹿児島マラソン2025(鹿児島市など実行委員会、鹿児島陸上競技協会主催、南日本新聞社など共催)が2日、同市を発着点にあった。7回目の今大会はフルマラソンに8174人が出走。スタート時の気温が20度を超すなど季節外れの暑さの中、ランナーは沿道からの声援を受けて、市街地や鹿児島湾沿いを駆け抜けた。
市街地を抜けて国道10号を北上し、姶良市で折り返すコース。男子はデジェン・テスファレム・ウェルドゥ選手(25)=南さつま市・南薩東京社=が2時間15分9秒で昨年に続き優勝した。女子も、今回が引退レースとなった上原美幸選手(29)=鹿児島銀行=が2時間39分55秒で連覇した。
7時間の制限時間をクリアした完走者は7433人。約4時間13分でゴールした出水市米ノ津町の会社員女性(43)は「暑くて湿度もある厳しいコンディション。給水所で毎回水分補給をして、走りきった」と話した。市街地を走るファンラン(8.9キロ)には3220人が参加した。