春一番が吹いた鹿児島県内、気温はもはや初夏? 5日まで平年より高く、6日以降は平年並みか下回る見込み

2025/03/04 06:30
朝方の激しい風雨などで落ちたツバキの花が目立つ緑地=3日午後、鹿児島市与次郎1丁目
朝方の激しい風雨などで落ちたツバキの花が目立つ緑地=3日午後、鹿児島市与次郎1丁目
 鹿児島地方気象台は3日、九州南部と奄美地方に「春一番」が吹いたと発表した。鹿児島市東郡元町で今年最高の24.3度を観測するなど県内各地の最高気温は4月中旬〜6月上旬並みとなった。各地で強い風が吹き、同市与次郎1丁目の緑地では、赤いツバキの花が数多く地面に落ちていた。

 「春一番」は、立春(2月3日)から春分(3月20日)の間に初めて吹く暖かい南寄りの強い風。「春の嵐」とも呼ばれる。最大風速8メートル以上、気温の上昇などの目安があり、観測されない年もある。今年は昨年より12日遅かった。

 気象台によると、3日は日本海の低気圧が東に進み、九州南部・奄美地方に暖かい風が流れ込んだ。県内33地点のうち12地点で最高気温が今年最高となった。県内の最高気温は5日まで平年より高く、6〜10日は平年並みか平年より低くなる見込み。

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