上白石萌音さん・萌歌さん姉妹、AIさんも登場…リニューアルした小学校低学年向け郷土教育教材はHPでも 鹿児島県教委

2025/03/07 08:40
県教育委員会が作成した小学校低学年向け教材「かごしまの心」(県教育委員会提供)
県教育委員会が作成した小学校低学年向け教材「かごしまの心」(県教育委員会提供)
 鹿児島県教育委員会は小学校低学年向けの郷土教育教材を作成した。俳優の上白石萌音さん、萌歌さん姉妹ら県ゆかりの著名人や歴史上の人物を6組8人紹介している。3月中に県内の国公立小学校全479校へ、約1万2000部配布する。県教委ホームページでも見ることができる。

 2013年以来の刷新で、初めて取り上げてほしい人物を児童生徒からも公募した。教材には、上白石さん姉妹が両親に支えられてきたエピソードを盛り込んだ。幼い頃は厳しいと感じていたが、今では父母の言葉が「緊張したり不安になったりした時に勇気をくれる」と感謝する。

 歌手のAIさんは、母から教わった、肌の色などが異なる相手とも「違いを認め合い、支え合うことが大切」とのメッセージを送る。このほか、サツマイモを琉球から伝えた前田利右衛門、画家・絵本作家の八島太郎らを取り上げている。

 AB判20ページ、フルカラー。タイトルの「かごしまの心 ~今日、どの先人?~」は1985年に発行された1作目「郷土の先人」をもじった。2025年度に小学校中学年と高学年、26年度に中学校向けも作る。

 県義務教育課の水島淳課長は「みんなが知っているような有名人も、粘り強さの大事さなどを感じながら生きてきたことを知ってほしい」と話した。

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