鹿児島相互信用金庫本店=鹿児島市泉町
鹿児島市の鹿児島相互信用金庫は14日、貸出金の条件変更にかかる事務手数料を誤って徴収していたと発表した。期間は2021年10月~24年12月。対象者の大半は法人で、過大徴収は160先の計211万3000円、過少徴収は63先の計32万4000円だった。
誤徴収があったのは、借入金の返済金額や返済期間などを変更する際の手数料。同庫では12年5月、借り入れの件数ごとの手数料から借入金の合計残高に応じた手数料に変更していたが、一部店舗で反映されていなかった。24年7月の内部監査で判明した。過大分は差額に遅延損害金を加え2月28日に返金、過少分の追加請求はしない。
同庫によると、21年9月以前の分は帳簿の保存期間が過ぎており調査できなかった。12年5月~21年9月に条件変更した分も対象となる可能性があるため、問い合わせに応じる。
同庫は「ご迷惑をおかけし申し訳ない。本部で2次検証をするなど再発防止に努めている」としている。同金庫経営管理部(平日午前9時~午後5時)=(0120)525651。