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鹿児島県警組織犯罪対策課は17日、警視庁の代表番号を偽装した電話による詐欺被害が県内で1件発生したと明らかにした。「警察が金銭を振り込むよう求めることはない」と警戒するよう呼びかけている。
同日の県議会総務警察委員会や南日本新聞の取材に答えた。同課によると3月中旬、県内の20代女性に、警視庁の代表番号と同じ番号で、警察官を装った人物から電話があった。女性は約50万円をだまし取られた。番号は海外からの発信であることを示す「+」などの表示もなかったという。
同課は「身に覚えのない話であれば、落ち着いて最寄りの警察署に相談してほしい。警察の番号と同じであれば、着信履歴から折り返さず、自分で番号を打ち直して該当する警察組織に発信し、電話をかけてきた警察官が実在するかなど確認するのもいい」と啓発する。