テープカットやくす玉、バルーンリリースで開通を祝う関係者=23日、志布志市志布志町安楽
鹿児島、宮崎両県にまたがる地域高規格道路「都城志布志道路」の志布志インターチェンジ(IC)-志布志港(3.2キロ)が23日開通し、志布志港と宮崎自動車道・都城ICを結ぶ44キロが全線でつながった。関係者が式典で完成を祝った。
開通式典は志布志市の志布志運動公園体育館であり、約170人が出席。鹿児島県の塩田康一知事は「宮崎と鹿児島がより近くなり、国際物流拠点である志布志港と直結し物流効率化が期待される。激甚化、頻発化する災害からの復旧復興にも重要」と述べた。自民党の森山裕幹事長(衆院鹿児島4区)は「防災、経済、医療の道として役割は大きい。地域の発展を図っていきたい」とあいさつした。
その後、テープカットとくす玉割り、園児のバルーンリリースで祝い、関係車両が通り初めした。
県によると、志布志港から都城ICの所要時間が約1時間10分から約40分に短縮される。1994年に計画路線指定され、鹿児島、宮崎両県と国が整備を進めてきた。