馬毛島先遣隊60人、7月にも中種子町に居住 隊員宿舎から通勤、自衛隊基地の早期運用へ

2025/03/26 11:47
〈資料写真〉自衛隊基地の整備が進む馬毛島=1月10日、西之表市の馬毛島上空(本社チャーター機から撮影)
〈資料写真〉自衛隊基地の整備が進む馬毛島=1月10日、西之表市の馬毛島上空(本社チャーター機から撮影)
 鹿児島県西之表市馬毛島の米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)を伴う自衛隊基地整備を巡り、防衛省は25日、航空自衛隊馬毛島先遣隊が7月にも中種子町の隊員宿舎に居住する方針を明らかにした。基地の早期運用開始に向け、約60人が宿舎から馬毛島に通い、勤務を始める見込み。

 同省によると、先遣隊は西部航空警戒管制団の隷下部隊で3月24日、空自春日基地(福岡県)に発足した。同基地では馬毛島基地(仮称)の運営に必要な規則作成などに従事する。規模は約90人でうち約60人は7月にも同島で上下水道や電気、通信施設の管理や装備品の受け入れ、維持整備を担う。

 中種子町の隊員宿舎は、旧種子島空港周辺に整備している。

 同省は昨年9月、施設全体の完成時期を2030年3月末へ3年延期すると発表した。先遣隊は24年度から馬毛島に配置予定だったが、工期が遅れているため春日基地に変更した。

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