〈資料写真〉ノロウイルスの電子顕微鏡像=国立感染症研究所ホームページより
鹿児島県は28日、霧島市の「シティホテルイン国分」で調理された食事から食中毒が発生したとして、同日から3日間、飲食部門に対する営業停止命令を出したと発表した。料理を食べた16〜62歳の男女31人が嘔吐(おうと)や下痢、発熱などの症状を訴え、うち患者20人と調理従事者2人から同じ遺伝子型のノロウイルスが検出された。
県生活衛生課によると、ホテルは22日にハンバーグやとんかつ、サラダなどを調理し、20人の団体宿泊客を含む59人に提供した。症状が出た31人のうち24人が医療機関を受診。入院した人はなく、全員快方に向かっているという。
23日に利用者から連絡があり、姶良保健所が調査した。ホテルは飲食部門の営業を26日から自粛している。