障害者雇用に改善見られず…法定率未達成の7機関に適正実施勧告、2町教委は0% 鹿児島労働局

2025/03/28 18:27
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 鹿児島労働局は27日、障害者の雇用状況に改善が見られないとして、姶良市、湧水町、天城町、和泊町、阿久根市教育委員会、徳之島町教委、天城町教委の計7機関に対し、障害者雇用促進法に基づく適正実施を勧告したと発表した。湧水町は4年連続、姶良市と徳之島町教委は2年連続。

 労働局によると、7機関は2023年6月1日時点の法定雇用率(2.6%)を24年末までに満たす計画を達成できなかった。23年6月1日時点の雇用率は、姶良市1.89%、湧水町1%、天城町1.71%、和泊町1.37%、阿久根市教委1.88%、徳之島町教委と天城町教委は0%だった。

 職業対策課は「24年4月から法定雇用率が0.2ポイント上がったため、未達成機関が増える可能性がある。組織側に理解を求め、障害者の方が活躍できる社会作りに取り組んでいく」としている。障害者雇用促進法は法定率未達成の国や地方自治体に障害者採用計画の作成を義務づけている。

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