自民・尾辻秀久氏の三女、尾辻朋実氏が無所属(立憲民主推薦)での立候補を正式表明 自民公募に漏れ立民入り「希望持てる未来つくる」

2025/03/28 20:59
参院選出馬への思いを語る尾辻朋実氏=28日、県庁
参院選出馬への思いを語る尾辻朋実氏=28日、県庁
 鹿児島市の元参院議員秘書尾辻朋実氏(44)は28日、県庁で会見し、夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)に無所属で立候補すると正式に表明した。県内の選挙区選出の女性国会議員は憲政史上ゼロであるとし、「40代の子育て世代として、子どもたちが未来に希望を持てる社会に変えたい」と語った。

 自民党の尾辻秀久参院議員の三女。昨年、自民が公募した鹿児島選挙区の公認候補の選考に漏れた。1月に立憲民主党に入り、党推薦を受ける。

 「非常に常識外れな戦い方だが、(自民にいては)会えない人の話が聞ける」と述べ、党派を超えて支援の輪を広げたいと説明。世襲批判には「父を見てきたから政治の世界を目指す。2世という批判は真正面から受け止める」と話した。

 国民皆保険・皆年金の堅守、弱者に光を当てる「虫の目」に徹する姿勢を重視すると訴えた。

 鹿児島市出身、早稲田大学卒。三井物産や弁護士事務所での勤務を経て、2019年から秀久氏の秘書を務め、今月下旬に辞職した。

 鹿児島選挙区は自民が元参院議員の園田修光氏(68)の公認を決めたほか、共産党が候補擁立を模索している。

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