勝建設ホームページ
建築工事の勝建設(鹿児島市、上原勝社長)が近く鹿児島地裁に破産手続き開始を申し立てることが31日、分かった。東京経済鹿児島支社などによると、負債総額は2024年7月期決算時点で8億3607万円。従業員は9人。
1975年創業で民間工事を中心に請け負っていた。社会福祉法人の大型物件を手がけ、2016年9月期には売上高17億4730万円を計上した。売り上げ重視の方針が影響し、22年7月期から3年間の合計売上高25億3063万円に対し、純利益は208万円にとどまっていた。新型コロナウイルス禍で民間の設備投資が減少したことも響いた。
同社の代理人弁護士事務所によると、債権者には31日までに郵送で通知した。「債権者数や従業員の処遇などの詳細は精査中」としている。