調理パン部門3位になった6種
パン職人が味や技で競う「ベーカリー・ジャパンカップ」で、鹿児島市明和1丁目の「BREAD HOUSE kiki」(山形屋ショッピングプラザ明和店内)の江崎優子さん(43)が、初出場で調理パン部門3位になった。県内勢の入賞は初めてで、「こだわりのパンが評価されうれしい」と喜ぶ。
出品したのは「くるみパンの華サンド」「知覧茶食パンのさつま芋サンド」など6種。塩パンやカレーパン、みそ汁にあうパンといった課題がある中、江崎さんはあえて桜島小みかんや黒豚生ハムなどの鹿児島食材を全6種に盛り込み挑戦。食材の特徴を生かした点や見た目で高評価を得た。
江崎さんは「課題にあう食材選びが難しかったが納得のレシピができた。パンを通じて鹿児島の魅力を発信していきたい」と話す。入賞したパン6種は週1回を目安に店頭で販売する。
コンテストは2月に大阪市であった。パン食普及協議会と全日本パン協同組合連合会が主催し6回目。3部門あり、調理パン部門には全国から20人が参加した。